ポイント不正取得した詐欺罪の疑いで逮捕されるニュースが増えています。ECサイト運営者は、ポイントを詐取されないように、対策方法を考えていかなければいけません。
実際に、ポイント不正取得の対策として、どのように取り組めば良いのでしょうか?この記事では、ポイント不正取得の仕組みから対策方法まで分かりやすく解説します。
ポイント不正取得とは?

商品を購入すると発生するポイントを取得した後に、注文をキャンセルしたり、商品を返品したりすることをいいます。このような手口で、商品を購入せずに、ポイントを不正取得しているのです。
ポイント不正取得の標的にされやすいECサイトがあります。下記に該当する場合は、ポイント不正取得の対策を考えましょう。
【狙われやすいECサイト】
- 商品注文からポイント発生まで期間が短いサイト
- キャンペーン期間に付与ポイントをアップさせているサイト
- 代引き決済などが用意されているサイト
ポイント不正取得の仕組み
ポイント付与が確認できた後に商品を返品したり、初回キャンペーンのポイントを得るために虚偽情報を使用して重複登録したりして、ポイントを不正に取得しています。主な手口には、以下のようなものが挙げられます。
・虚偽情報による重複登録
架空の人物を装い、同一会員がポイントを二重に取得する
・他人の情報を使用した重複登録
家族や知人の個人情報を使用して、同一会員がポイントを二重に取得する
・なりすまし行為
他人のアカウント情報を盗み出して、ポイントを不正利用する
ポイント不正取得による犯罪例

ポイント不正取得による事件が多発しているので、気をつけてください。ここでは、ポイント不正取得による犯罪例をご紹介します。
虚偽情報による重複登録
「Go To トラベルキャンペーン」期間中に、宿泊する意思のないにも関わらず、大手旅行サイトに虚偽情報を入力。東京都内の4カ所のホテルに5回にわたり、予約を入れて、約54万円分の電子クーポンを騙し取っていました。
詐取したクーポンで、スマートフォンやゲームソフトを購入。職業不詳の男性は、電子機器使用詐欺容疑で逮捕されました。
他人の情報を使用した重複登録
ポイント不正取得を家族で行っている人もいます。逮捕された事例では、オークションに実在しないトレーディングカードを出品して、自ら落札。決済に使用したPayPayのポイントを盗み取るとして、電子計算機使用詐欺容疑で逮捕されました。
なりすまし行為
他人のアカウント情報を盗み出して、貯まっていたポイントを使用して、家電量販店で家庭用ゲーム(31,000円)を購入した中国人留学生が不正アクセス禁止法違反と詐欺の疑いで逮捕されました。
ポイント不正取得の対策
ポイント不正取得には気をつけなければいけません。ECサイト運営する場合には、ポイント不正取得の対策をしておきましょう。
ポイント付与までのスパンを長くする
商品注文からポイント付与までのスパンが短いサイトが、ポイント不正取得の標的とされます。ポイント付与までのスパンが短ければ、ポイントを稼ぎやすいからです。ポイント付与までのスパンを長く設定しておき、ポイント不正取得の対策を取るのも1つの方法です。
返品・キャンセルに関するルールを設ける
ECサイト運営をする場合は、返品・キャンセルに関するルールを設定しておきましょう。しかし、ルールを細かく設定し過ぎてしまうと、お客様も気軽に商品購入ができなくなります。しかし、ポイント不正取得が発覚した場合の対処法などは記載しておきましょう。
不正検知システムを導入して与信審査をする
注文時に与信審査を行えば、ポイント不正取得の被害に遭わずに済みます。決過去に滞納履歴はないか、電話番号と配送先の住所が同じであるかを審査することで、不正注文を検知できます。
近頃は、不正注文検知システムが登場しており、導入すれば自動で不正注文を見つけることができます。健全なECサイトの運営には、欠かせないシステムです。
まとめ
ECサイトのポイント不正取得の問題には、気をつけなければいけません。虚偽情報や第三者の情報を使用した重複登録をはじめ、なりすまし行為など手口は巧妙化しています。従って、注文時の与信審査をしっかりと行うようにしましょう。
与信審査は労力がかかりますが、不正注文システムの登場により、審査の自動化が行えるようになりました。そのため、労力をかけずに健全なECサイト運営が行えます。ぜひ、不正注文システムに興味がある方は「at scroe」をお試しください。