ネットショップを運営する女性

【2022年】「EC決済」まとめ。決済方法、システム、手数料を解説!

ネットショップなどのECに使用できる決済手段として、2019年頃から始まったキャッシュレスブームにより、EC決済の種類も大幅に増加しています。

一方で手数料やシステムが複雑化し、EC事業者においてはは取捨選択の必要性に迫られる場面も見られるようになりました。

この記事では2022年に向け、ECで使える便利な決済手段をまとめます。

クレジットカード決済

クレジットカード決済する女性
ブランドVISA、Master、JCB、AMEX等
手数料3~6%程度
利用者のメリットポイント還元が手厚い
利用者のデメリットECにカード番号を入力する手間がある
EC事業者のメリット利用層が厚い。導入ほぼ必須!
EC事業者のデメリットチャージバックのリスク

EC決済の基本のキであると言えるのがクレジットカード決済です。総務省の通信利用動向調査(世帯編)令和2年度報告書では、インターネットを使って商品を購入する際の決済手段として最も高いのがクレジットカードで、割合は75%となっています。

EC事業者にとっても決済企業や支援サービスが充実しており、自社ECであっても簡単に導入できます。高い利便性とクレジットカードの安全性に配慮することで利用者の満足度を飛躍的に高めることが出来ます。

バーチャルカード、デビットカード決済

ブランドKyash、Pollet、JCBデビット等
手数料カードブランドに準じる
利用者のメリット簡単に、審査等ほぼなしで利用可能
利用者のデメリット月額制サービスなど使えないシーンがある
EC事業者のメリットクレカ決済に対応すれば自動で対応
EC事業者のデメリットチャージバックのリスク

地銀・メガバンクなどの銀行、クレジットカードブランド、ECや小売など様々なサービスが参入しているデビットカード。特に銀行系はキャッシュカード機能が付随するものも多く、クレカより利用者の敷居は低いと言えます。またスマホアプリから簡単に利用開始できるバーチャルカードも増えています。

それぞれ、VISA、JCBなどクレジットカードブランドをそのまま使うため、利用者はクレカ代わりに使え、事業者にとってはクレカ対応することでほぼ自動で導入でき、若年層や外国人、高齢者など、クレジットカードに不慣れな層にも導入を促したい時に訴求すべき決済方法です。

ただしクレジットカードと同様、チャージバック等のセキュリティリスクがあります。

バーコード決済(QRコード等)

QRコード式のキャッシュレス決済を行う
ブランドPayPay、d払い、LINE Pay等
手数料1.98%(PayPay)
利用者のメリット見慣れたサービスで簡単に決済できる
利用者のデメリットPCブラウザでのECサイトでは操作が複雑に
EC事業者のメリットキャンペーンが盛んで売上増に繋がりやすい
EC事業者のデメリットPCユーザーにとってカゴ落ちのリスクも

ここ数年で大きく普及したQRコード決済。スマホにQRコードを表示、あるいはQRコードを読み取ることで決済ができ、実店舗であれば運営側もタブレットやスマホ1つで導入できるメリットがあります。EC事業者にとっても、QRコード決済各社による盛んなキャンペーンによってオトク度が上がり、競合からユーザーを誘引することができます。

ECでの決済時は、スマホであればそのまま決済アプリにジャンプし、認証と決済を経て、元のサイトやアプリに戻ります。大手ではヤフーショッピングなどのヤフー系列や、ウーバーイーツなどで使えます。いっぽうPC版のECサイトでは、画面に表示されたQRコードを読みとる必要があり、「スマホが近くにない」などシーンによっては利用者の離脱につながる恐れがあります。

その他キャッシュレス決済(電子マネー)

ブランドAmazon Pay、WebMoney、Suica等
手数料3.9%(Amazon Pay)
利用者のメリットカード番号の入力不要で決済が可能
利用者のデメリット電子マネーサービスへの会員登録などが必要
EC事業者のメリットセキュリティが比較的堅牢
EC事業者のデメリットネットショップで使用できる電子マネーは少数派

電子マネーを使用した決済も古くから行われてきましたが、現在見かけるのは「Amazon Pay」など一部に限られます。

実店舗においては、「iD」「QUICPay」などが普及しており、これを支援する「Square」「AirPAY」などキャッシュレス決済を容易にできるシステムが急速に普及しました。

そのため、実店舗をベースにEC販売を今後行っていく、あるいは拡大していくという意向があれば、電子マネーのEC導入も視野になります。各代理店、アクワイアラなどに相談してみましょう。

キャリア決済

キャリア決済を行う人の手
ブランドドコモ、au、ソフトバンク
手数料10%程度
利用者のメリットクレジットカード入力不要で支払いの手間もない
利用者のデメリット手数料が発生する場合がある
EC事業者のメリットスマホユーザーの購入ハードルを下げる
EC事業者のデメリット高額な手数料

スマホの料金といっしょにEC使用料金も引き落とすのがキャリア決済です。ドコモ、au、ソフトバンクの各キャリアが対応しています。

利用者は暗証番号を入力するだけで決済ができ、特にスマホユーザーのうちクレジットカードを持たない若年層や、一部の高齢者層の購入ハードルを下げられます。

一方でネックとなるのが手数料です。EC事業者には最大で10%程度の手数料が発生します。例えば「メルカリ」でキャリア決済をしようとした場合、購入者に100円の手数料を負担させています。なお、PC版のメルカリからキャリア決済を用いて注文することはできません。

後払い決済代行

ブランドNP後払い、後払いドットコム、ATONE等
手数料2.7%~5%
利用者のメリット先払いによる通販詐欺リスクなし
利用者のデメリットコンビニ払いや振り込みなどの手間発生
EC事業者のメリット代金未回収リスクなく後払いできる
EC事業者のデメリット月額費用が最大5万円ほど発生

近年ECサイトによる導入が増えているのが後払い式の決済代行サービスです。代行業者を活用することで代金未回収リスクをなくし、消費者に対しては現物を確認したいというニーズに応えられます。

ただし費用負担があり、初期費用。月額費用、決済手数料の3段ピラミッドであることを考えると、綿密な検討を要します。詳しくはこちらの記事で解説しています。

コンビニ払い、代引き、銀行振込

コンビニ内のイメージ

これらは旧来から使われる決済方法で、先述の総務省「通信利用動向調査(世帯編)」令和2年度報告書では、インターネットを使って商品を購入する際の決済手段としてコンビニ払いが36.5%、代引きが24.6%、銀行・ATM・郵便局振り込みが22.5%と、未だ多くのウエイトを占めています。

特に若年層や高齢者などクレジットカードを利用しない層にとって受け皿の役割を果たしています。年々割合は減少傾向で、徐々に電子マネー等に移行する動きはありますが、なくなることは当面ないでしょう。

このほかにも、ポイントやギフト券を使った決済、ビットコインなど暗号資産を用いる決済、Paypalやヤフーウォレットなどの決済専用サービスなどがあります。

まとめ:第一優先はクレジットカード、セキュリティ対策は万全に

決済手段は多岐にわたり、テクノロジーの進化や各社の取り組みによってココ数年で大きな広がりを見せました。

クレジットカードへの対応はもちろん、決済を行うシステムにも進歩が見られるため、すでに自社ECを運営している企業のEC担当者も常日頃から決済手段について情報収集を行いたいところです。

近年はクレジットカードの不正利用や、それによるチャージバック被害が相次ぎ、被害額は年間300億円に達しようとしています。

【関連記事】「クレカ番号盗用被害」急増止まらず。日本クレジット協会が発表、今年の被害額300億超えへ

これらによる被害で、事業運営に損害が生じたり、そのため決済手段に関わらず不正注文を検知できる、不正検知ツールなどの導入をおすすめします。

例えば「at score」であれば、膨大な不正注文データベースをもとに、注文をスコアリング化し、頻発する不正注文に対しても大きな効力を発揮することがわかっています。

決済の導入に合わせ、セキュリティ対策を行うことで、正確・迅速・安全な購入という良質な顧客体験に繋がります。

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